年末の大掃除を前にして・・・

毎年、おせちの製作に入る前に大掃除をして、
清められた空間で作業にかかります。

おせちは、一年の初めに口にするとても大切なもの
特別なお料理です。

特に、わたしのお作りする「おせち」は、健康的な要素があふれているお料理、一年も前から予約頂いているお客様もいる中で、

おせち作りに集中するために、一週間店を閉めて、
それだけに心を込めてお作りしています。

その「おせち作りの前に毎年、大掃除に取り掛かる」のです。


年末近くになると、書店に行くと、年賀関係のマニュアル本やアイテム本と同じくして、
大掃除関連本が山のように積まれていきます。

しかし、まだ年末には少し早いのですが、
非常に多くヤマズミされている本がありました。

近藤麻理恵 [ こんまり ] さんの『人生がときめく片づけの魔法』と言う書籍です。

この本がブレイクしているのは、最近色々な雑誌やテレビなどで、
近藤麻理恵さん「お掃除のプロ」が、リバウンドしない片づけ方法を実践して見せているからです。

近藤麻理恵さんの主なクライアントは、「乙女」(テレビでも雑誌でも書籍の中でも乙女を強調されています。)つまりは、女性を主にクライアントとして指導されているようです。

それが、女性の方々の心を捉えることとなり、大ベストセラーになっています。

近藤麻理恵 さんは、まだお若い御嬢さんで、今流行の「ああしなさいこうしなさい」と怒りながら教える
カリスマ的な怖い先生ではありませんので、それも良いのかも知れません。

とにかく、本屋さんにはその本がたくさん置いてあるのです。

私はよく本屋に行くのですが、
(職業柄、御嬢さんの中に混ざり、料理本コーナーに邪魔にならないようにいます。)

私は、流行物に弱く、必ずチェックするのですが、買うまでには至りません。

気になる箇所を立ち読みすれば、「すーと頭の中にコピーされて行きますので」
まず、よほどのことが無い限り料理本やマニュアル本は買わないのです。

その日も、ヤマズミされている『人生がときめく片づけの魔法』を横目で見ながら、
流行物に弱い私でも、一番人通りが多いメインコーナーに置いてあるのを見て、
「おっさんが、手に取るのも勇気がいるな~」とその日は料理本コーナーで立ち読みして、
後は、趣味の外国ドラマのガイドブックを見てから帰りにつきました。

家に帰ると、奥さんが、なんと『人生がときめく片づけの魔法』の本を楽しそうに読んでいたのです。

「この本面白いよ・・・ためになるし・・・」私は流行物には一通り目を通したいタイプなので、
奥さんが買い物に出かけている時に、一気に速読してしまいました。

理論的に、うなずける点も多く、この本がベストセラーになっているのもわかりました。

女性目線と言いますか「乙女目線」で、書かれている男が発想出来ないような、
著者が女性だから書ける本であると思いました。

本を読んでいると、
近藤さんの人柄が実際にお会いしているかのように伝わってくるのも不思議です。

この本に書かれている「ときめくもの、ときめかないもの」を一つ一つ手に取って、
判断してゆくと言う発想は女性ならではの発想です。

要するに、ときめかないものは必要なく、ときめくものだけを残すと言う片づけ方です。

それが女性に支持されている重要な要素です。

女性らしい思考を実によく考えています。

私個人から見てみれば、一つ一つ手に取って「ときめかない・・ときめく」で選別していくのは、
ある意味男の私からすれば、手ぬるいようにも思え、
男の場合は、おっさん流の思いきった捨て方があっても良いのかな・・・と思っていた時に・・・・

その晩のこと、テレビ番組「探偵ナイトスクープ」関西系
(毎回、一般の依頼者から調べてほしいこと、してほしいことを募集して、探偵に扮したタレントさんが依頼者と共に解決していくと言う番組で、関西系で放送されている大人気番組です。)

で、自分の家が片づける所が無くなり、
他人の家を片づけたい男の人と片づけてほしい女の子からの依頼が来て、
両方の依頼を叶えるべく、片づけたい男の人が女の子の家に行き、ごみ部屋を片づけるのですが、
その時に、男の人が「これ使っている?・・・使っていない?」と女の子に聞いて使っていないものは片っ端から捨てて行きました。

「これいる?・・・・これいらない?」で考えると、捨てられない人は捨てられない・・・

たぶん「ときめかない・・ときめく」で判断するよりも加速度は増すであろう・・・・

それが早い早い・・・・ごみ部屋があっという間に、3時間で見違えるように・・・
まさしく「乙女の部屋」に生まれ変わりました。

捨てられるものについて最初は悲しんでいたいた女の子ですが、
その片づけられた部屋を見て目を輝かせて別人のようです。

「もう前のようなごみ部屋にはしたくない」との意思が働いているようです。

でも、その「これ使っている?・・・使っていない」とどんどん捨てていく片づけ方は、
即効性がありますが、ある意味、女性的な思考では辛い面もあるかと思います。

女性はやはり「ときめかない・・ときめく」で判断していく方が良いようにも思います。

でも、私のようなおっさんには、「これ使っている?・・・使っていない」判断方法はとても
合理的であり、即効性があり、共感できるものがありました。

「今年の大掃除はこれだな!」「これ使っている?・・・使っていない」だ!

あっという間に片づけられる事でしょう?

奥さんは「ときめかない・・ときめく」で片づけるそうですが・・・・

迅速に大掃除に取りかかり、清められた空間でおせち作りに入るのです。


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