そして、その中でも、同一のものであると、錯覚しているものも良くあります。
マクロビオテイック(穀菜食) ベジタリアン ビーガン 精進
と言うものも混同される事は多く、異なるものであることを理解できている方は、真にすこやかなる時を追い求め学んでいる方々に限られます。
各々の生活法は、それを志す意味合いに於いて方向性が同一ではありません。
では、混同されやすい各々の生活法について簡単に解説いたしましょう。
ビーガンとは、衣食住全てに於いて、動物由来の物を完全に避け、動物由来の皮製品や毛皮なども一切身に着けたり使用せず、動物由来の成分からなるものも一切使いません。
そのこだわりは半端なものではなく、動物を殺傷しないウールやミルクなども、動物を傷つける奪うことにつながると考え、使用いたしません。
厳格なビーガンの方の中には、ワクチンなども有精卵を使い作られていることから避ける方もいるほど、健康を求めると言うよりは、動物愛護・無殺生などの独自の精神世界的な理想を追い求めて形成されている生活法です。
動物性の物を身に着けない使わない、奪わない、食べなければそれで良いと言う考えに傾倒する傾向もあり、そのため、ある意味、健康的なこだわりが緩く、食に於いては、からだの中でどのように変化しすこやかなる時をすごすことが出来るのかまでは、深く探究することは少なく、食材の個々の不自然な科学的な成分までは考えないこともあります。
食習慣や生活習慣の改善などによりすこやかなる時を目指すと言うよりは、ビーガンの方々の理想とする精神世界の向上を主に求めている生活法とも言えます。
それに対し、マクロビオティック生活法は、ビーガンの方々ように、精神世界を主に求めている生活法と言うよりは、すこやかに明るく生活していくことを主に目的とした生活法であり、食習慣や生活習慣の改善などにも力を入れ、食に於いては、厳格なこだわりがなされ、からだの中でどのように変化しすこやかなる時をすごすことが出来るのかまで考え、自然の摂理を独自の方法により理解し応用していくと言うことで、バランスを保ちそれが、精神面の平安や平和と言うものにも結びつくとの考えがあります。
マクロビオティックでも、ミルクや動物性食材は避けますが、それは健康のために避けるのであって、動物愛護のために避けるのではありません。
皮製品や毛皮やウールなどは身に着けますし、有精卵から作られるワクチンなども抵抗なく受けることもできます。
絶対にこれは食べてはいけないと言うような強制力はなく、基準となる考え方や基本はありますが、最終的には、自己判断、自己責任により、自分にとっての最適な食べ方なり生活法なりを見出して行くものです。
ベジタリアンは、とても幅の広い枠であり、その枠の中でも様々な生活法があり、簡単に書き込むことは難しいほど、多岐にわかれています。
精進料理は、巷の料理人が作る精進料理と、お坊様が修行の流れとして作る精進料理とは大きく異なります。
巷の料理人が作る精進料理は本質的に精進料理ではありません。
調理方法や食材や調味料などで異なることも多く、それを理解できる人は少ないものです。
精進料理とは、厳しい修行の中でのお坊様が作るお料理であり、ビーガンとは少し異なりますが、精神世界を主とした料理であります。
さて、わたしの経営する「自然食穀菜食堂 健康食工房たかの」は、マクロビオティック(穀菜食)を基本として調理いたしておりますが、ベジタリアンの方々やビーガンの方々や精進の方々も食べることのできる北陸でも唯一のお店として、今から12年前にこの地、金沢市で、2000年から開業しているレストランです。
マクロビオティック実践者、ビーガン実践者、ベジタリアン実践者、自然食実践者、健康食実践者、玄米菜食実践者・・・・・・
そして、普段からお肉が好きな方お魚が好きな方ジャンクフードが好きな方にも、食べて頂ける穀菜食の料理を開発し、隔たりなく多くの方々にご利用頂いています。
金沢市で、自家栽培の野菜を中心に天然名水品質の水を贅沢に使い、食材にこだわり、からだにやさしい からだに美味しい水と食、すこやかなる日々に願いを込めて立ち上げた自然食レストランとして、遠方からでもお食事に来られるお客様が絶えることがないことに、心より感謝しております。
マクロビオティック説明ページ